【迷信】メガネをかけると老眼がすすむ？？５分でわかる解説その１

2019.11.20

こんにちは。
箸が転んでもおかしいのがおかしいお年頃。
47歳、ディレクターの金子です。

令和になっても生き続ける「迷信」。
老眼の話題は、そういったものの宝庫です。

そんなワケで、今回は90％以上の人が間違って信じている(と私が思う)、老眼にまつわる
「迷信」
のお話。 いや・・・、やっぱり80％に訂正・・・。
あなたは信じてないですか？この説！
はい、出た！
これ、有名な迷信です！！
老眼鏡と老眼の進行には、何の関係もありません！

40歳でかけ始めても、
60歳になってからかけても、
老眼のすすみ方は同じです。

なのに、なんで今だにこんなこと言われるんでしょう？
もう21世紀なのに・・・。

わかってはいるんですよ・・・。
たぶん、誤解の理由はこの２つだと思います。

• • （１）「道具に頼ると弱くなる」という思い込み。

 

• • （２）老眼鏡を使いだしたら、「老眼が進んだ」という体験談

 

いずれも誤解です。

ところが、これを正しく説明すると退屈。2時間はかかります。

ですので、今回は小学生にもわかるように、
「たとえ話」
で誤解を解きたいと思います。
（詳しく理論を知りたい方は、ググってくださいね。）



■誤解その１■
「道具に頼ると弱くなる」という誤解

老眼鏡を使うと目を甘やかす、だから見えなくなる。
なんとなく、信じたくなります。
「車に頼ると、足が弱くなる」（これは本当でしょう。）みたいなもんです。

でも、たとえば・・・むし歯。
あなたがむし歯になったとします。
そんなときに、こんなこと言われたらどう思いますか？
「人間の体は使うと強くなる。」
という理屈ですね。


でも、この場合は・・・違いますよね？ よく噛んでも（歯茎は強くなるかもしれませんが）、むし歯は治りませんよね？

「老眼」も同じです。
（そもそも、目って使えば使うほど見やすくなりましたっけ？）

体には使うと強くなる場所もあります。
たとえば、「筋肉」とか「脳」とか。
でも逆に、使ってもあんまり強くならない場所もあります。
たとえば、「つめ」とか「髪の毛」。
「水晶体」もその仲間です。
（「鼓膜」も鍛えるのはよした方がよさそう。）

ざっくりいって、水晶体が固くなっていくのが老眼の原因です。 そもそも水晶体は血管すらない組織。筋肉とは性質が全然違います。

だから、見えにくいのにガマンして見続けるのは、
「虫歯なのに、激痛に耐えて噛んでいる」
のと、変わりません。

ハイ、何年も人生を損します（笑）。

（→参考：前回記事「【疲れ目？老眼？】スマホのぼやけを解決！40歳からのレンズとは？」)

　どうでしょう、納得いただけましたか？
（注：虫歯はあくまで例えです。ご存じのとおり、むし歯と老眼は、まったく違うものであることはご理解ください。）


最後までお読みいただきありがとうございます。

（関連記事：【40代女性におくる】選んじゃだめ！老けて見える老眼鏡NGデザイン３選！）

（関連記事：コンタクトに老眼鏡かけても大丈夫？）

次回は、迷信を信じてしまうもう一つの誤解・・・
■誤解その２■
老眼鏡を使いだしたら、「老眼が進んだ」という体験談
についてお話します。

□次回記事□→「【迷信】メガネをかけると老眼が進む？？５分でわかる解説その２」